おはよ、起きてる?
「あ…さくら…。」
あら、今日は私の名前呼べるんだ。
久しぶりだなあ、そんな風に呼んでもらうの。
「…。」
あら、まただんまり?
もうちょっと聞いていたかったのに、残念。
「…んなに聞きたきゃしゃべってやるよ…。」
へえ…今日は頑張るじゃない。
でもだめよ。出してあげないわ。
「あさくら。」
何よ、まだ命ごいするの?
だめって言ってるでしょ?
せっかくこうしてす※@やさんの※◆§みはからっ¢£∞§♂かまえたんだか○
「あさくら。」
だから おねがい
もっと■★∴
#####
「長門。」
「これが今の彼女。
大部分の情報が破棄された為。
あなたを監禁したという偽の情報により現在の伝達が行われている。」
「…。」
俺はバグだらけの字の浮かぶモニターに手を触れた。
「朝倉。」
するとまた新しい字が浮かんだ。
『キョン君。いい子@◆○…。』
なあ朝倉、お前なんでこんなになって俺を呼ぶんだよ。
こんなになってから呼ぶんだよ。
知らなかったのか?
俺がクラスメートの朝倉涼子が好きだったこと。
それとも知ってたのか?
「長門…朝倉は…。」
「…呼んであげて。」
長門は、それだけ言った。
俺はまた呼んだ。
「朝倉。」
画面の奥で顔の見えない朝倉が笑った気がした。
end
キョン君を独り占めする夢を見る朝倉さんと、
実は彼女が好きだったキョン君でした。
前も似たの書いたなー;。
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